潮汐潮流の変化 |
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コップの中の水の揺れ方は、コップの大きさや形によって変わります。また、コップを押す手の動きと水の揺れ方の周期が合うこと(共振)で、水の揺れは大きくなります。内湾と外海の潮汐の関係もそれと同様です。潮受け堤防で地形が変わり、有明海の潮汐の振動周期が短くなったために、外海との共振が弱まって、有明海の潮汐は諌早湾の閉め切り前に比べて小さくなってしまったのです。(左上図) 諌早湾という有明海の中の「くぼみ」が減り、そこに流れ込む海水が減ったことも、有明海の潮流が弱まった原因と考えられています。諌早湾は海水循環のポンプのような役割を果たしていたのです。 |
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諌早湾の閉め切り前は、有明海の海水は大きな潮汐や速い潮流によって上下方向にもよく混ざり合っていました。 | ||
【海水の成層化】 しかし、閉め切りによる潮汐潮流の弱まりで海水が成層化し、河川水が攪拌されずに上層を流れるようになりました。 |
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