有明海異変と言われる漁業不振問題は、2000年度のノリ不作を契機にようやく注目されるようになりましたが、有明海の環境悪化は一向に改善の兆しを見せず、多くの漁業者が今や廃業寸前にまで追い込まれようとしています。
農水省が設置したノリ第三者委員会は、諫早湾干拓事業が有明海の環境に影響を与えていると想定し、2001年12月、中・長期開門調査の実施を求めましたが、未だ実施されていません。一方、2002年1月には中断していた干拓事業の工事も再開され、現在着々と進行しています。
そして国会では、こうした有明海の漁業不振問題への対策として有明海特措法が昨年11月末に成立し、現在これに基づいた各種対策が検討・実施されています。
有明海再生と諫早湾干拓事業の問題は、地域の浮沈、更には日本全体の漁業や環境保全の将来を左右する重要な問題であり、解決に向けた国会への期待も大きく、その責任は重大です。そこで、次期衆議院議員選挙立候補予定者の皆さまが、これらの問題をどのように考え、どのような政策を実行しようとしているのかをお示しいただくことにより、私たち有権者の投票の判断材料にしたいと存じます。
いただいた回答は、プレスリリース及び、ホームページ(http://www2s.big lobe.ne.jp/~isahaya/)等を通じて広く公開していく予定です。
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