景気の停滞、金融機関の不良債権、大蔵省の不祥事など大きな問題の山積している中、通常国会も2月からは平成10年度予算の審議に入ります。巨額の財政赤字のなかで、国の公共事業予算を削減せざるを得ない財政状況にもかかわらず、諌早干拓事業費は削らないという政府の姿勢を、国会の場で是非追求していきたいと思います。

 1月20日には、昨年12月に政府に提出した質間主意書の回答が、閣議の決定を経て政府より返ってきました。NGOの皆様の協力を得て、いまこの内容を分析しています。つじつま会わせの回答の矛盾点などを明らかにして、今後の活動のポイントにしていくつもりです。

世話人の代表として、議員の会の活動をこれまでリードされてきた秋葉忠利衆議院議員が、社民党の政策責任者である政策審議会長に就任されたことは大きな励みです。与党の枠組みという制限もあるとは思いますが、今後も諌早の問題には積極的に関与していただけることを期待しています。

水門閉め切りの当時は大変な注目を集めた諌早問題ですが、事態が長期化したこともあって、11月の議員の会の総会では、態勢を立て直しじっくり取り組むことを決めました。皆さんと共に、一緒にがんばっていきたいと思います。

 *イサハヤ干潟通信第6号より転載*


TOP PAGE | INFORMATION | REPORT | LINK | LIBRARY