地元新聞記事から(1月14日〜)
写真大賞報道部門に「諌早干潟」の写真選ばれる(1月26日読売)
「県立伊万里商高教諭・南里忠宏さん(57)が、よみうり写真大賞「報道部門」の大賞に選ばれた。諌早湾干拓事業で死滅する動植物を撮影した4枚組み。(中略)『金銭でははかれない何かが、破壊されている。生き物たちの悲痛な叫びを、後世に伝えたい』」。
選評で作家の三好徹氏はこう言っている。「ムツゴロウなどの姿を通し、政治の機械的な取り決めで干潟とそこに住んでいた生物が滅ぼされていく『無慈悲』をうまく表現していた。」
廃食用油使いせっけん作り(2月5日長崎)
諌早市は3日、廃食用油をせっけんに加工する方法を研修する施設『ほたる工房』を同市高城町の旧・同市公園管理事務所に開設した。国営諌早湾干拓の調整池で水質悪化が懸念され、家庭から流れ込む生活雑排水の対策が課題の1つになっている。このため同施設で廃食用油を使ってせっけんを作り、環境保全の観点からリサイクル運動を進めようとの狙い。(中略)同日の開設式で吉次邦夫市長は『廃食用油のリサイクル運動や水質に対する市民の理解を深めてもらい、きれいな街づくりに努めたい』とあいさつ。」リサイクルは結構だが、その前にやることがあるのでは?なんだこの市長の無邪気なあいさつは!水質に対するあなたの理解を変えてもらいたい。
*イサハヤ干潟通信第6号より転載*