私たち議員の会では、5月の潮止め以来、農水省・環境庁・建設省・外務省などの関係省庁とたびたび会合をもち、諌早干拓事業に係わる様々な点についてNGOや専門家の方々も交えて議論してきました。6月には政府に質問主意書を提出し、諌早の問題点を文書で質問することにより、内閣総理大臣から回答を得ました。これらの議論を通じて、この干拓事業が抱える多くの疑問点がよりいっそう明らかになって来たと考えます。

 そういった点についてさらに政府を追及するために、環境アセスメント・調整池の水質・防災効果・干拓地の利用・経済効果・国際条約・干潟の賢明な利用方法など諌早問題を多角的な観点から問いただす質問主意書を、12月12日の臨時国会最終日までに再度政府に提出する予定です。

 超党派の集まりということで所属政党もバラバラですが、世話人の皆様のよきチームワークと、NGO・専門家の方々のご協力で、半年間活動を絶やさず続けてこられたと思います。水門を開けるという結果をだせず力不足を痛感していますが、来年には長崎県知事選・参議院選挙とありますし、「継続は力なり」をモットーにして地道に取り組んでいきたいと考えています。

イサハヤ干潟通信第4号より転載*


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