閉め切り1000日農水省前行動報告 矢嶋 悟(諫早干潟緊急救済東京事務所) 諫早湾の潮受け堤防が1997年4月14日に閉め切られて1000日目となる2000年1月8日の前日、諫早干潟緊急救済東京事務所は東京・霞ヶ関の農水省前で「明日で諫早湾閉め切り1000日」アピール行動を行いました。 今回の行動には東京事務所のボランティア7人が参加。平日の夕方ということで、参加者が少なめでしたが、マスコミには思いのほか反響があり、毎日新聞、共同通信、日経、ジャパンタイムズ、しんぶん赤旗などから取材を受けました。長崎放送の依頼による共同通信のTVクルーによる撮影もあり、長崎では翌日のお昼のニュースで放映されたそうです。 参加者は農水省の正門前で「よみがえれ!諫早湾」と書かれた黄色い横断幕や、メッセージを手書きした大きなポスターなどを掲げて、諫早湾干拓事業の見直しをアピール。ダンボール箱で作った巨大ムツゴロウ人形も登場し、農水省の建物の中から出てくる職員一人一人にアピール文(下記参照)を記載したビラを配布しました。 用意した300枚のビラは1時間程で配布終了。意外にも農水省の皆さんは素直にビラを受けとってくれたという印象です。実は諫早干潟の貝殻付きのビラと、貝殻無しのビラ、2種類を配っていたのですが、自分から貝殻付きの方を希望して、持ち帰られた人もいました。聞く耳を持っている役人も多いと見るべきか、それとも新年最初の金曜の夜、頭の中は新年会のことで一杯だったのか・・・。ポケットに押し込まれたビラや貝殻が、そのままクズかごに直行ということがありませんように。 行動終了後は、持参したオ二ギリを農水省前でほおばり、日本の米のおいしさもアピール!? 新年早々の街頭行動を楽しく終えることができました。今年も地元で、東京で、全国で、諫早干拓のの見直しと干潟の再生を求める活動は、粘り強く続いていきます!
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