よみがえれ! 諫早干潟―世界に学ぶ干潟の再生―
諫早湾閉め切りから2年、東京でシンポジウムを開催
諫早干潟緊急救済東京事務所ではWWFジャパンと共催で、潮止めからまる2年になる諫早湾干拓事業を検証するシンポジウムを、4月10日に東京で開催します。
このシンポジウムでは、生物の激減や水質の悪化など、この2年間で具体的に明らかになった干拓事業の問題点について、諫早干潟緊急救済本部の山下弘文氏や、九州大学名誉教授の安東毅氏を講師に迎えて解説していただきます。
また、諫早湾と同様に干拓による環境破壊が問題となり、ついに水門の開放に至った韓国の現状を、最新の現地取材からレポート。日本湿地ネットワークが5月のラムサール会議に向けて制作した、日本各地の湿地の現状を紹介するビデオの上映も予定されています。
後半のディスカッションでは、法政大学教授の五十嵐敬喜氏、元環境庁長官の岩垂寿喜男氏、衆議院議員の笹山登生氏もパネラーとして加わり、諫早湾潮受け堤防の水門開放、干潟の回復、賢明な利用への道筋を探ります。
シンポジウム よみがえれ! 諫早干潟―世界に学ぶ干潟の再生―