天草・本渡干潟を守るための集会・交流合宿

九州・天草にある本渡干潟が、「マリンタウン計画」という名の開発計画で埋め立てられようとしています。それに反対する集会と交流会が以下の通り、天草の自然を護る会と諫早干潟緊急救済本部の山下弘文代表が中心となって開催されます。どうぞご参加ください。

第12回九州住民運動交流緊急合宿
テーマ《本渡干潟を護れ!つぶせ本渡港マリンタウン計画》
期日 1999年1月30日(土)午後3時
    〜1月31日(日)午後1時
場所 本渡勤労者総合福祉センター
(本渡市港町13−5・電話0969-24-2220)
内容 1月30日(土)午後3時〜6時    全体集会
1月30日(土)午後7時〜      交流会(苓北町民の会事務所)
1月31日(日)午後10時〜午後1時 講演とシンポジウム
参加費 《全体集会》+《講演とシンポジウム》=1000円
《講演とシンポジウム》は市民に参加を呼びかけたいので無料
《交流会》3000円 《宿泊費》2000円

◎《全体集会》と《講演とシンポジウム》は天草の自然を護る会と検討中
 本渡港マリンタウン計画に関する動きを中心に、現地からの報告を依頼
 講演者として(佐藤正典さん・熊本一規さん・山下弘文)を予定
◎本渡港マリンタウン計画予定地の視察は1月31日(日)午後2時〜3時
◎連絡先 山下弘文 TEL 0957-23-3740 FAX 0957-23-3927
     天草の自然を護る会 事務局・生駒研二 TEL/FAX 0969-22-0674

 天草は本渡の海が「マリンタウン」という名でつぶされようとしています。本渡港沖の砂干潟を埋め立て、5000トン級の港や工業用地を作ろうとしているのです。
 地元の《天草の自然を護る会》では、計画を知った1995年秋より、学習会や本渡干潟の調査を行い、この“本渡港マリンタウン”がいかに前時代的計画であり、自然破壊的なものであり、と同時に、本渡干潟が自然のみでなく、人間生活までも護っていることを明らかにされ、反対運動に立ち上がられました。
 1997年からは、この砂干潟で《砂リンピック(本渡干潟大運動会)》を開き、多くの人々に本渡干潟の素晴らしさを伝えてこられました。
 ところが熊本県や本渡市は市民に知らせることもなく、“本渡港マリンタウン計画”を早急に進めようと、極秘裏に関係3漁協に漁業権の放棄を迫り、漁協総会を開かせました。
 それに対し本渡漁協は11月30日に総会を開き小差で漁業権放棄を否決しました。あわてた県と市は猛烈な切り崩しを行い、12月14日に再び総会を開かせ、漁業権放棄を可決させました。
 島子漁協では「本渡漁協は可決し、佐伊津漁協も賛成しているので島子漁協も放棄してほしい」との説明を受け、12月22日に漁業権放棄を可決しました。
 しかし佐伊津漁協は多くの組合員の方々が「海を守り、漁業を守りたい」との意志表示を行われ、この1月16日の総会では12対60という圧倒的反対で漁業権放棄を否決されました。
 県や市は、当然さらなる切り崩しを行ってくるでしょう。私たちも《天草の自然を護る会》や佐伊津漁協にエールを送ると共に、本渡の干潟ひいては有明海や不知火海を護るため、下記のような集会を開き、行動を起こそうと思います。
 緊急ではありますが、この呼びかけに応えられ、九州住民運動交流合宿の皆さんが一人でも多くの仲間を誘って集まられることをお願い申し上げます。


   1999年1月18日
                      九州住民運動交流合宿
                           代表 山下弘文


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