有明海再生と諫早湾干拓の
これからを考える漁民・市民集会
●日 時:4月2日(金)19:00
●会 場:豊島区民センター 4F会議室(池袋東口)
●主 催:諫早干潟緊急救済東京事務所/有明海漁民・市民ネットワーク
●参加費:無料
全国に報道され、ギロチン・ショックとして私たちの記憶にもいまだに鮮やかな、諫早湾潮受け堤防閉め切りから、早くも7年が過ぎました。干拓事業の悪影響は有明海全体にまで及び、2000年1月にはノリの大凶作がおきています。この原因究明と対策のために設置されたノリ不作第三者委員会は、水門を開けて調査を行うことを提言しました。ところが国は、開門調査実施の判断を故意に先延ばしする一方で、事業完成を目指して工事を着々と進行させています。
日々の生活の見通しすら立たない、長い漁業不振にあえぐ有明海漁民のみなさんは、有明海再生への道を開くため、諫早湾干拓差し止め訴訟を佐賀地裁に提訴しています。本年4月にもその仮処分の決定が下されようとしており、裁判所の判断が注目されています。有明海沿岸3県も求める開門調査の実施が、有明海異変の原因を究明できる方法で実現されるのか? 仮処分の結果がその鍵を握ります。
また、諫早湾干拓事業と有明海の漁業被害の因果関係をめぐって、公害等調整委員会で行われている原因裁定も、4月からは専門家の証人尋問が始まり、新たな審理の段階に入ります。
有明海が再生へ向かうかどうか、今まさに天王山とも言える重要局面を迎えています。今回の集会では、現地から上京した漁民のみなさんや、訴訟、原因裁定の弁護士を交え、運動の最前線からの報告を中心に、中長期開門調査の行方や諫早湾干拓事業の今後、そして有明海再生への道筋について考えていきます。3月29日から31日にかけては、農水省前で座り込み行動なども行われます。この春に東京で行われる行動や集会にぜひご参加ください。
●報告者
堀 良一(よみがえれ!有明海訴訟弁護団)
錦織 淳(有明海漁民・市民ネットワーク顧問)
菅波 完(諫早干潟緊急救済東京事務所)
有明海の漁民の方々/他
※工事中止、中・長期開門調査実施を求める農水省前行動
3月29日(月)〜31日(水)
・連日10:00〜15:00(座り込み、街頭集会など)
・30日(水)12:20〜15:00 農水省包囲「人間の輪」行動
●お問い合わせ
諫早干潟緊急救済東京事務所
〒171-0032 東京都豊島区雑司が谷3−11−4 パレドール目白205
TEL/FAX 03-3986-6490 E-mail isahaya@msj.biglobe.ne.jp
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