国際湿地シンポ―泡瀬・諫早・セマングム
日本湿地ネットワーク(JAWAN)とそこにつながる全国の湿地保護団体が主催する、国際湿地シンポジウムが、2月22日から3月2日まで沖縄や福岡で開催されます。今回のシンポジウムでは、今、特に緊急を要する沖縄の泡瀬干潟と、諫早湾干拓による環境悪化が問題となっている有明海に焦点が当てられています。諫早干潟緊急救済本部や同東京事務所も、JAWAN加盟団体として、このシンポジウムに協力しています。みなさま、ぜひご参加ください。
2003年春 日本湿地ネットワーク
国際湿地シンポジウム―泡瀬・諫早・セマングム
(趣旨)
昨年10月、スペインのバレンシアにおいてラムサール条約第8回締約国会議(COP8)が開かれました。ご承知のように湿地保全・再生の取り組みは、ラムサール条約締約国会議の成果を踏まえて前進しており、今回のCOP8も今後、行政とNGOが協力しながら湿地保全・再生の取り組みを行う上で重要です。
わたしたちは、COP8に向けて、昨年、湿地再生促進法に焦点を当てながら日本における湿地再生のあり方についてシンポジウムを開催しました。今回は、湿地再生と同時にCOP8の成果をどのように活かしていくのかをテーマにしたいと考えています。
開催地である九州・沖縄で焦点となっている泡瀬・諫早それにゲストとしてお招きする韓国のセマングムを具体的なケースとして取り上げながらのシンポジウムです。
=沖縄=
国際湿地シンポジウムinおきなわ
趣旨:全国湿地保護団体のネットワークである日本湿地ネットワーク(JAWAN)は、湿地保全を求める運動の一つとして、1991年の設立以来、ほぼ毎年、各地の団体の協力で、国際湿地シンポジウムを開催してきました。沖縄での開催は2000年に続いて二度目になります。
沖縄ではこれまでに多くの干潟が、埋め立てによって姿を消していますが、さらに多くの埋め立てが計画されています。埋め立てによって土地が増えることは一見喜ばしいことのように思えます。しかし、本当にそうなのでしょうか。埋め立てによって私たちは何を得たのか、何を失ったのか検証すべき時期に来ているのではないでしょうか。
タイトル:JAWAN国際湿地シンポジウム シンポジウム in おきなわ
うまい話にウラがある、埋め立て話にナニがある?
日 程:2003年2月22日(土)13時〜18時
泡瀬干潟〜佐敷干潟 視察・観察・交流会
23日(日)10時〜18時 シンポジウム 沖縄大学 3号館101号
主 催:日本湿地ネットワーク(JAWAN)
共 催:
泡瀬の干潟で遊ぶ会・泡瀬干潟を守る連絡会・大宜見を愛さする会、沖縄野鳥の会・佐敷トントンミーの会・ジュゴンネットワーク沖縄、ジュゴン保護基金委員会・琉球湿地研究グループ、(予定:沖縄環境ネットワーク)
2月22日(土) 視察(13:00までに勝連城集合)
13:00〜13:40 1.勝連城から中城湾
14:00〜15:30 2.泡瀬干潟・視察
16:30〜18:00 3.佐敷干潟・観察
19:00〜21:00 4.交流会・・・風の里 TEL098-947-1187
※ 集合地には各自、車で集合。なるべく乗り合わせてきてください。
※ 干潟視察に長グツ、またはぬれても良い対策を各自で
2月23日(日) シンポジウム 沖縄大学 3号館101号(開場:9:30)
10:00〜10:15:開会あいさつ
パート1
10:15〜11:15 韓国セマングム干潟の現状
11:15〜12:00 藤前干潟は残った
12:00〜13:00 昼食
パート2
13:00〜14:00 宮古のトゥリバー計画を知っていますか?
14:00〜15:00 中城湾マリンタウンプロジェクトの話
15:00〜15:10 コーヒーブレイク
15:10〜 各地からの報告
糸満、豊見城、浦添、宜野湾、具志川新港地区、
名護市辺野古、大宜味塩屋湾外
16:20〜17:00 泡瀬干潟の埋め立てと経済発展
17:00〜17:30 質疑
17:30〜18:00 宣言文、決議文、閉会あいさつ
沖縄問い合わせ:シンポジウムinおきなわ実行委員会
Tel/Fax:098-939-2447(小橋川)
当日・緊急用連絡(携帯)090-8627-6072 桑江 (平日19:00以降)
=有明海=
24日(月)沖縄視察予備・夜に福岡入り・福岡泊
25日(火)諫早視察・交流会・諫早泊
26日(水)柳川にて有明海視察・漁民との交流・八代入り・八代泊
27日(木)八代(シギ・チドリネットワーク候補地等)視察・福岡入り・福岡泊
28日(金)博多湾視察
有明海に関する問い合わせ:日本湿地ネットワーク:(担当)柏木 実
Tel/Fax: 042-583-6365 e-mail: TAE04312@nifty.ne.jp
=福岡=
(趣旨)
昨年10月、スペインのバレンシアにおいてラムサール条約第8回締約国会議が開かれました。ご承知のように湿地保全・再生の取り組みは、ラムサール条約締約国会議の成果を踏まえて前進しており、今回のCOP8も今後、行政とNGOが協力しながら湿地保全・再生の取り組みを行う上で重要です。
わたしたちは、COP8に向けて、昨年、湿地再生促進法に焦点を当てながら日本における湿地再生のあり方についてシンポジウムを開催しました。今回は、湿地再生と同時にCOP8の成果をどのように活かしていくのかをテーマにしたいと考えています。
開催地である九州・沖縄で焦点となっている泡瀬・諫早それにゲストとしてお招きする韓国のセマングムを具体的なケースとして取り上げながらのシンポジウムです。
主催 日本湿地ネットワーク(JAWAN)
主管 博多湾の豊かな自然を未来に伝える市民の会(博多湾市民の会)
タイトル:国際湿地シンポジウム−泡瀬・諫早・セマングム
とき:3月1日(土)
ところ:福岡市民会館国際会議室
福岡市中央区天神5-1-23 TEL 092-761-6567
プログラム
開場午前9時30分
10:00〜10:30 開会挨拶および自然再生推進法について・・・*辻代表
10:30〜11:00 泡瀬干潟の現状と問題点・・・水間八重
11:00〜11:30 諌早湾干拓事業の現状と有明海異変
山下八千代 大島弘三(諫早干潟緊急救済本部)
11:30〜12:20 各地からの報告・・各10分・・・
博多湾(報告:松本悟)
藤前(報告:辻淳夫)
三番瀬(報告:牛野くみ子)
厚岸・別寒辺牛(報告:小林聡史)
瀬戸内海(報告:青木敬介)
12:20〜12:30 質問
12:30〜13:30 ・・・昼食・・・
13:30〜14:30 セマングムの現状と問題点
チョ・キョンマン博士(セマングム生命学会、モクポ(木浦)国立大学)
ミョン・ホ (韓国環境運動連合 政策企画室部長)
14:30〜15:00 環境省挨拶
ポスト・バレンシアの日本の取り組みについて
堀上 勝(環境省自然環境局自然環境計画課課長補佐)
15:00〜15:30 ラムサールCOP8の到達点と日本の課題
鈴木マギー(日本湿地ネットワーク)
15:30〜15:45 ・・・コーヒー・ブレイク・・・
15:45〜16:15 アサザプロジェクトの取り組みについて
飯島博(アサザ基金代表理事)
16:15〜17:00 ミニパネルディスカッション「自然再生と市民参加」
&会場との意見交換
コーディネイター:堀 良一
パネラー:辻淳夫、鈴木マギー、飯島博、松本悟、他
17:10〜17:15 宣言文・決議文採択と閉会挨拶
*同日夜はレストランで交流会
3月2日(日)ウェットランドツアー in 博多湾
AM9:30〜PM4:00頃
集合 福岡市役所・中央公園側/9:30厳守
(詳しい地図は前日のシンポで配布いたします)
定員 24名(マイクロバス)料金/2,000円
コース 福岡市役所→今津干潟→昼食(長浜ラーメン街/実費)
→多々良川→人工島→和白干潟→博多駅または福岡空港
→福岡市役所解散
*福岡に関するお問い合わせは 博多湾市民の会 松本まで
TEL092-542-5515 FAX092-542-5514
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