干潟・湿地保全キャンペーン
「干潟を守る日2003」にご参加ください！

■「干潟を守る日」とは

　諫早湾が干拓事業によって閉め切られた１９９７年４月１４日、国内有数の干潟が消滅することになったその日を忘れずに、諫早干潟の回復や全国の干潟・湿地の保護運動を拡げていく契機とするために、１９９８年の春、４月１４日を「干潟を守る日」とすることが宣言されました。

　その宣言を受けて１９９９年から始まった「干潟を守る日」全国キャンペーンは、潮干狩りや春の渡り鳥のシーズンでもあるこの時期に、各地の自然保護団体が連携しながら、干潟・湿地の保全を求める行動を毎年、全国規模で行っていこうというものです。以来毎春、このキャンペーンの名の下に、全国各地の干潟や湿地で自然観察会やシンポジウムなど、さまざまなイベントが開催されています。

　「干潟を守る日」全国キャンペーンは今回で５回目となります。この５年間に干潟・湿地保護への関心も高まり、２００２年のラムサール会議では、藤前干潟と宮島沼が新たな登録湿地となりました。しかし、諫早湾では干拓面積が半分に計画変更され、短期間の水門開放が行われたものの、政府は以前として干拓工事を進めています。また、沖縄の泡瀬干潟や博多湾の和白干潟、徳島の吉野川河口干潟など、各地の貴重な干潟・湿地が依然として消滅や環境悪化の危機に直面しています。

　「干潟を守る日２００３」では、全国の団体が力を合わせて活動を展開し、干潟・湿地保全の潮流をさらに確かなものにしていきたいと思います。このキャンペーンにご参加、ご協力いただければ幸いです。

■「干潟を守る日２００３」キャンペーンの内容

　４月１４日「干潟を守る日」の前後（４月〜５月）に、干潟・湿地保全のイベント（シンポジウム、自然観察会、写真・絵画展、コンサート、映画上映会、観劇会、ツアー、学習会など、何でも結構です）を、キャンペーン参加団体が各地で自由に、自主的に開催してください。
　実行委員会では各団体の参加費を元に、各地のイベントを掲載したチラシ、ポスターを作り、各団体に配布をお願いするとともに、マスコミ等へのＰＲ活動を行います。また、インターネットのホームページに、各団体のイベントや湿地に関する情報を掲載し、年間を通して湿地保護活動にまつわる情報の発信を行います。

■キャンペーンへの参加

　以上のような「干潟を守る日」の趣旨に賛同する団体であれば、干潟・湿地保全団体に限らず、どんな団体でも参加できるものとします。参加にあたっては、開催するイベントのサブタイトルを「干潟を守る日２００３」 in ○○（地名等）」などとして、キャンペーン参加イベントであることを明示していただくことと、参加費１口５０００円を実行委員会に納入することを原則としてお願いします。
　イベント参加団体には参加費１口当たり、チラシ３００枚とポスター１０枚を支給する予定です。追加のチラシ、ポスターは実費にて頒布します。なお、参加イベントの数や経費の都合で、支給枚数やチラシ、ポスターの体裁などを変更する場合もありますので、予めご了承ください。

■キャンペーンへの賛同

　イベントは開催できないが、「干潟を守る日」に賛同し、キャンペーン活動を支援したいという団体は、賛同団体として登録させていただきます。この場合は参加費は不要です。賛同していただける団体は、その旨下記の実行委員会までご連絡ください。

■参加申し込み方法

　下記の申込書を、干潟を守る日実行委員会まで、電話、ファックス、電子メールなどでお送りください。締切は２月１０日ですが、準備の都合上、なるべく１月中にお申し込みいただけると助かります。参加費のご入金方法については、申込書受付後にご案内します。
　申込締切：２００３年２月１０日（日）
　申込先　：干潟を守る日実行委員会
　　　　　　〒171-0032 東京都豊島区雑司が谷3-11-4 パレドール目白205
　　　　　　諫早干潟緊急救済東京事務所内
　　　　　　TEL/FAX 03-3986-6490　E-mail isahaya@msj.biglobe.ne.jp
　　　　　　（事務所の住所が昨年とは変わりましたのでご注意ください）

■「干潟を守る日２００３」呼びかけ人（順不同）

辻　　淳夫（日本湿地ネットワーク／藤前干潟を守る会）
山下八千代（諫早干潟緊急救済本部）
陣内　隆之（諫早干潟緊急救済東京事務所）
花輪　伸一（ＷＷＦジャパン）
古南　幸弘（日本野鳥の会）
吉田　正人（日本自然保護協会）