干潟体験講座:諫早から鹿島へのバスツアー

 1997年4月14日、農地造成と防災を目的とした干拓事業のために、諫早湾が閉め切られ、そこにあった広大な干潟が失われました。それ以来、干拓事業の推進を主張する人々と事業の見直し(干潟復元)を求める人々との間で、長く論争が続いてきました。地元に人々にとっては、先祖代々受け継いできた干潟の恩恵を永久に手放すのか、あるは取り戻すのか、大きな分かれ道に立っているわけです。いずれの立場であっても、干潟の生態学的な価値について正しく理解しておくことは、議論の前提として不可欠なことです。閉め切りから10年の今、かつての諫早湾干潟によく似た環境が残っている佐賀県鹿島市の干潟に出かけ、そこでの実体験を通して、今一度、干潟の生態系について学び、記憶をよみがえらせ、「本当にこのままでいいのか」、地元の人自身がしっかり考えていただきたいと思います。

●日 時 2007年4月15日(日)

●募集対象
 と人数
諫早市およびその近郊に在住する親子および大人45人。
(先着順とします。ただし、応募者が20人に達しない場合には中止になる可能性があります)

●費 用 大人3000円、子ども(小学生)1500円
往復のバス代、干潟体験用具レンタル料(タビ・潟スキー)、温水シャワー等の施設使用料、昼食弁当代を含みます。昼食弁当を申し込まない場合(昼食をご自分で準備される場合)には、大人、子どもともに、表記の金額から500円引きとなります。干潟の中に入らないで岸辺から見学だけされる方も、表記の金額から500円引きとなります。お金は、当日徴収します

行 程 11:00 諫早駅(裏口)出発。バスの車中で、「有明海の環境と生物」のあらましについて解説します。
11:30 高来町黒崎「ふれあい会館」前でかつての諫早湾干潟の跡を観察。
12:00 「道の駅鹿島」到着、昼食をとりながら懇談
13:00 干潟体験(下記の注1参照)
15:00 「道の駅鹿島」出発(下記の注2参照)
16:00 諫早駅到着、解散

注1)干潟体験のためには、各自、「汚れてもいいシャツ、ズボン、タオル、水着」をご用意下さい。すこし寒いことが予想されますので、水着の上から汚れてもいいシャツ、ズボンを着用していただき、干潟に入っていただきます。干潟体験後は、水道水で泥を落としたあとで、温水シャワー場で着替えていただきます。
「道の駅鹿島」のホームページもご参照下さい

注2)隣接する「鹿島市干潟物産館」「千菜市」の売店でお土産などを購入できます。

参加申込
 方法
申込書に必要事項を記入して、郵送、ファックス、または電子メイルで、下記の宛先にお送り下さい。

申込締切 2007年4月6日(金)

主 催 干潟体験講座実行委員会
 代表:佐藤正典(鹿児島大学理学部助教授)

問い合わせ
 申込先
〒890-0065 鹿児島市郡元1-21-35 鹿児島大学理学部 佐藤正典
電話: 099-285-8169、FAX: 099-259-4720 
電子メイル: sato★sci.kagoshima-u.ac.jp(★は@に変えて入力:迷惑メール対策)
または 松坂昌應
電話:0957-62-4414
電子メイル:news★masao-m.com(★は@に変えて入力:迷惑メール対策)


干潟体験講座参加申込書
代表者氏名  (                         )
連絡先 住所 (                         )
   電話番号(                         )
参加者人数     大人(     )人、 子ども(     )人
昼食弁当申し込み  大人(     )人、 子ども(     )人
干潟体験申し込み  大人(     )人、 子ども(     )人
 足サイズ(cm)もご記入下さい。(潟タビのレンタルのため)

バスツアーのチラシ [PDF 176KB]