吉井英勝(衆議院議員 諌早湾を考える議員の会世話人)

 「日経」1月10日付の社説は、国営諌早湾干拓事業に満額の予算がついていることについて「これが公共投資だろうか。むしろ公共浪費というべきだ」と指摘しています。
 私たちが、農地造成・防災・自然環境の3つの観点から誤りを指摘し、「水門を開けて海水を干潟に入れて、今後のことはよく議論しよう」と主張してきたことが、国民的・常識的な声となって拡がっていることを実感します。
 98年度予算はこれから審議するのですから、運動を拡げ、世論を大きくして、諌干予算の削減へむけた超党派の大きな共同をつくっていこうではありませんか。
 いま諌早でムツゴロウを殺した政府が、名護ではジュゴンを絶滅させようとしています。しかし、この攻撃用海上基地建設に1兆円を投ずる大型公共事業に対して、住民投票で「ノー」の審判が下されています。
 諌早から名護へ、世界へ、環境・平和・民主主義の声が拡がっています。頑張りましょう。 

 *イサハヤ干潟通信第5号より転載*


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