内部堤防は来年度着工(12月25日長崎ほか)

「九州農政局諌早湾干拓事務所は24日、南高吾妻町の南部排水門側で、4月の潮止め工事から8カ月を経過した潮受け堤防の建設現場を報道陣に公開。来年度、内部堤防を本格着工することを明らかにした。(中略)本年度中に工事用の取り付け道路や工法の調査などを済ませ、来年度後半、建設に入る。(中略)総事業費は2370億円の予定。これまでの事業費は本年度末で1700億円の見込み」。潮受堤防だけで1700億使って、それより10 長い内部堤防が600億で造れるの?この時期に報道陣にわざわざ「事業は順調」と公表するあたり、干拓事務所のあせりを感じるのは私だけ?

今季もカキ小屋(12月29日西日本)

「諌早市や北高高来町の国道207号沿いに、今シーズンも「カキ小屋」がオープンしている。昨季までは小屋の下の干潟に30ヘクタールを超すカキ床があり、採りたてのカキを提供できた。しかし今季は佐世保、北九州、熊本などから仕入れ、多い日で1トンの需要にこたえているという。」記事では諌早市の主婦の発言を取り上げている。「身近にカキが採れたのに、もったいないですね」。

夏場、アオコ発生の恐れ(1月8日朝日ほか)

「九州農政局の『諌早湾干拓調整池等水質委員会』(委員長、戸原義男・九大名誉教授 )が7日、諌早市内であった。この中で潮受け堤防工事が進んだ結果、海水の浸透が止まって調整池の塩素イオン濃度が下がったとの見解が示されたほか、夏場にアオコが発生する恐れを指摘する意見もあった。」潮が入れば淡水化ならず、淡水化すればアオコが発生。どちらにしてもやっぱりうまくいかないネ。 

 *イサハヤ干潟通信第5号より転載*


TOP PAGE | INFORMATION | REPORT | LINK | LIBRARY