諫早湾及びその周辺の干潟における
野鳥の渡来状況について 
平成9年10月29日

  1. 諫早湾干拓事業においては、事業実施に伴う野鳥への影響を広域的に監視するため、諫早湾及び有明海周辺の主要な干拓において、定期的に野鳥の調査を行っているところである。

  2. 野鳥の渡来の増加する秋季を迎え、9月19日から24日に調査を実施したが、その結果の概要は、以下のとおりである。

  3. なお、潮受堤防締切等の野鳥の影響については、本年冬季以降の調査結果も併せて、注意深く見守っていくこととしている。

野鳥の渡来状況の概要

  1. 調査は、有明海周辺の主要な干潟8区域において、それぞれ3日間、ポイントセンサス法により行った。

  2. 諫早湾における野鳥の出現個体数は、前年度よりも減少し、特に、干潟を主な生息地とするシギ・チドリ類(チドリ目チドリ亜目)は半数以下に減少している。

  3. 有明海周辺の他の干潟では、前年度に比べ、筑後川区域、荒尾区域等で出現個体数が増加しており、特にシギ・チドリ類が増加している。

  4. 毎年度調査を実施している5区域の干潟におけるシギ・チドリ類の出現個体数の合計は、前年度に比べ、やや増加している。
    1. 注 ポイントセンサス法:特定の観測点から観測し得る鳥類の個体数を種別にカウントする方法。主として、海上、湖沼、干潟等の見通しがよい場所で用いられる。


    有明海周辺の主要な干潟における野鳥の調査結果報告
      上段( ):平成8年度
      下段   :平成9年度

区 域 名 諫早湾

区 域
塩田川
鹿島川
区 域
筑後川

区 域
荒 尾

区 域
緑 川

区 域
5区域

合 計
六角川

区 域
菊池川

区 域
八代干拓

区 域

総 出 現 種 数
(33)
42
(17)
12
(15)
25
(15)
20
(19)
20
(36)
49

7

9

15













コウノトリ目
(256.7)
188.2
(38.7)
32.4
(50.5)
185.2
(24.8)
52.8
(329.3)
399.2
(700.0)
857.8

43.8

50.4

408.4

カモ目
(77.1)
307.2
(1.8)
    (2.0)
14.2
(80.9)
321.4
   
66.6

チドリ目チドリ亜目

 うち ハマシギ

    ダイゼン

    シロチドリ
(2019.6)
883.1
(791.5)
338.7
(739.2)
296.5
(51.5)
15.8
(68.2)
85.4
(20.7)

(3.3)
1.5
(5.0)
12.2
(104.0)
830.3
(24.8)
430.0
(20.0)
278.4
(2.0)
0.5
(240.5)
1167.3
(13.5)
147.8
(5.2)
306.0
(183.3)
549.8
(690.9)
847.6
(151.2)
320.2
(1.0)
81.3
(435.0)
382.8
(3123.2)
3813.7
(1001.7)
1236.7
(768.7)
963.7
(676.8)
961.1

1.1






47.6



0.5

36.2

144.7

60.7

4.0

22.0

チドリ目カモメ亜目
(0.5)
0.5


(1.8)
2.0
(439.6)
491.0
(441.9)
493.5


23.7

1249.7

カイツブリ目

0.2





0.2




合  計
(2353.9)
1379.2
(108.7)
117.8
(154.5)
1015.5
(267.1)
1222.1
(1461.8)
1752.0
(4346.0)
5486.6

44.9

121.7

1869.4


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