10月13日の諫早湾自然の権利訴訟公判の傍聴を!
地震専門家の越生忠氏が原告側の証人として出廷


<公判の内容>

 諫早湾自然の権利訴訟の第10回公判が、10月13日午後1時半より、長崎地方裁判所で行われます。今回は、地震学者で地質や地盤の問題が原因になって起こる公害や災害についての第一人者である、越生忠(おごせすなお)氏を原告側の証人として尋問。潮受堤防が防災どころか諫早湾沿岸に住む者たちにとっていかに危険な存在であるかを過去の災害のデーターを基に科学的に立証します。裁判所が私たち原告側の主張を裏付ける学者の尋問を認めたことは、干拓事務所長の証人尋問に次ぐ快挙といえます。

越生忠氏:地質学者。元和光大教授(退官)
生越さんは、神戸の人工島計画に「活断層の上にあり、大地震で地盤が液状化するなど大きな被害が出る」と反対した「予言」が阪神大震災で当たり。現在、全国の原発やゴルフ場、ダムに反対する18の訴訟に参加している。(97.05朝日新聞より)

<傍聴に来て!>

裁判所からの通知で、国側の傍聴希望者が多くて整理券を発行して抽選になるだろうとのこと。整理券発行は12時半。今回の越生先生の証言を出来るだけ外に出さない為に、国側で傍聴席を埋めてしまうつもりなのかもしれません。本件干拓事業の目的に取って付けた防災効果を越生先生に暴かれる国側の困惑ぶりがうかがえます。

<傍聴席抽選要員ボランティアも歓迎>

 長崎近郊に在住の方は、抽選要員というボランティアも歓迎です。10月13日、午後12時半までに長崎地裁前に行き、行列に参加して整理券をもらって下さい。抽選の行列に参加して、もし当選したら、原告側が傍聴させたいと思っている人に、傍聴券を譲るというものです。もちろん、数が足りてその必要がない場合にはご自身で傍聴していただいてかまいません。


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