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諫早干拓「時のアセス」2006シンポジウム
6月25日に長崎市で開催

 諫早干潟緊急救済本部・同東京事務所では、有明海漁民・市民ネットワーク、「よみがえれ!有明海」訴訟を支援する全国の会との共催で、下記のシンポジウムを2005年6月25日に長崎市内で開催します。お誘い合わせの上、ご来場ください。

チラシPDF(117KB) ★プレスリリース(PDFKB)


諫早干拓「時のアセス」2006シンポジウム
水門開放を求めて―市民版代替案で赤字縮小・環境再生!

●日 時 6月25日(日)13:30〜(13:15開場/終了予定17:00)
●会 場 長崎ビューホテル(大ホール)
     長崎市大浦町2-33
     (大浦海岸電停前)
     TEL 095-824-2211

●入場料 1,000円
     (報告書代込み)
●お問い合わせ(前売券申し込み)
 TEL 090-3600-8602(岩井)

●主 催
 有明海漁民・市民ネットワーク
 「よみがえれ!有明海」訴訟を支援する全国の会
 諫早干潟緊急救済本部
 諫早干潟緊急救済東京事務所
●このシンポジウムは自然保護助成基金からの助成を受けて開催されます。

諫早湾干拓事業―市民版代替案で赤字縮小・環境再生!
 今、諫早湾干拓事業にとって2回目の「時のアセス」が行われています。「時のアセス」とは行政が完成の遅れている公共事業を点検し再評価する制度です。2001年に行われた諫早湾干拓事業の最初の「時のアセス」の際、私たちは独自に「市民による時のアセス」を行い、その報告書は農水省の事業再評価第三者委員会の審議でも取り上げられました。そして第三者委員会は環境への配慮を求める事業見直しの答申を行い、それを受けて農水省は干拓農地を1/2に縮小しました。しかし、有明海の漁業不振、調整池の水質悪化など、事業の弊害や問題点は依然として解消されていません。
 2004年の夏、佐賀地裁は有明海の漁業者の訴えを認め、干拓工事を差し止める画期的な仮処分決定を下しました。この決定は高裁・最高裁で取り消されたものの、8カ月間に及ぶ工事中断は2006年度末までの事業の完成を不可能にさせたため、諫早湾干拓事業は再び「時のアセス」の試練に立たされることになったのです。
 今年、私たちが改めて行った「市民による時のアセス」では、諫早湾干拓事業の費用対効果は農水省が算定した「0.83」の1/4にも達しない「0.19」という驚くべき結果となりました。諫早湾干拓は6400億円の赤字となる欠陥事業であり、潮受け堤防撤去や水門開放による代替案の方が、はるかに効率的であることも明らかになりました。
 今回のシンポジウムでは、この2006年版「市民による時のアセス」の内容を報告するとともに、開門調査や代替案の実施から始まる有明海や長崎県の未来を考えていきます。ぜひ、お誘い合わせの上、ご来場ください。

【主なプログラム(予定)】
講 演
 調整池水質問題や有明海漁業不振と諫早湾干拓との関係
   佐々木克之(北海道自然保護協会理事/前中央水産研究所)
 諫早湾干拓縮小計画の費用対効果
   宮入 興一(愛知大学経済学部教授/前長崎大学教授)
 総括―市民による時のアセス結果と代替案
   羽生 洋三(有明海漁民・市民ネットワーク)

パネルディスカッション
 原因裁定・時のアセス後の展望と地域興しの方向性
   花輪 伸一(WWFジャパン)
   錦織 淳 (弁護士/元首相補佐官)
   堀  良一(弁護士/「よみがえれ!有明海」訴訟弁護団事務局長)
   菅波 完 (諫早干潟緊急救済東京事務所)


報告書の通信販売ご案
シンポジウムの資料『市民による諫早干拓「時のアセス」2006』報告書をご希望の方は郵便振替用紙の通信欄に「時のアセス2006報告書」○冊希望とご記入の上、代金+送料を下記までお振り込みください。
◎郵便振替口座:00140-3-402895
◎加入者名:諫早干潟緊急救済東京
◎代金:1冊 1000円/送料:1冊 340円、2〜3冊 450円
◎報告書の販売に関するお問い合わせ
 諫早干潟緊急救済東京事務所 TEL 03-3986-6490

報告書(本編)PDF(4MB)


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