干潟を守る日2000 in 東京・シンポジウム
どうする?諫早湾 ―干拓事業の見直しから干潟の回復へ―

 1997年の諫早湾潮止めから3年が経ちました。

 諌早湾閉め切り後、「大規模公共事業見直し」の世論は確実に高まり、こうした中で 1998年3月に、いわゆる「時のアセス」の国政版である国の公共事業再評価制度が発表されました。そして、「2001年には国営諫早湾干拓事業(諫干)の再評価」が行なわれることが決まっています。

 他方、潮止めから 3年目を迎え、諫干による環境変化は諌早湾から有明海へと広まり、漁業者が干拓の中止を求めるなど、漁業に深刻な影響を与えています。事業進行中のこの現状は、再評価にどのように反映されるのでしょうか。

 今回のシンポジウムでは、諫早現地の現状報告を山下弘文さん、有明海の生物環境問題を佐藤正典さん、川辺川再評価のケーススタディを高橋ユリカさん、そして公共事業再評価問題を原科幸彦さんと青山貞一さんにお話していただき、諌早湾の「今」を知ると同時に、事業再評価制度とはそもそも何なのか、この間行われた再評価の成果や問題点は何か、期待される再評価制度とはどういうものかを考え、私たちが知るべきこと・やるべきことを探ってゆきます。

  • 日 時:4月8日(土)12:30pm〜16:30pm
  • 場 所:豊島区民センター4F 会議室(池袋駅東口徒歩7分)
  • 主 催:諫早干潟緊急救済東京事務所
  • 協 力:川辺川・東京の会/諫早干潟緊急救済本部
  • 後 援:(財)世界自然保護基金日本委員会/(財)日本野鳥の会
        (財)日本自然保護協会/日本湿地ネットワーク
  • 参加費:1000円


<プログラム>

  • 諫干最新情報
    • 山下弘文(諌早干潟緊急救済本部代表)
  • 有明海生物環境の変化から見た諫干の再評価
    • 佐藤正典(鹿児島大学理学部環境生物学助教授)
  • 「生きろ諫早湾」出版報告
    • 諫早湾一万人の思い実行委員会
  • 農水省再評価の解説
    • 諫早干潟緊急救済東京事務所
  • 大規模公共事業における再評価システムの現状と課題
    • 原科幸彦(東京工業大学総合理工学研究科教授)
    • 青山貞一(環境総合研究所所長)
  • 川辺川ケーススタディ
    • 高橋ユリカ(ルポライター)
  • ディスカッション「どうする?諫早湾干拓」
    • 司会:花輪伸一(WWFジャパン)


<お問い合わせ>
諫早干潟緊急救済東京事務所
〒171-0032 東京都豊島区雑司が谷3-7-3 ベルビュー目白701
TEL/FAX 03-3986-6490 E-mail isahaya@msj.biglobe.ne.jp


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